Home

公開日

あなたのBacklogを鉄壁に!ゼロトラストで始めるセキュリティ強化入門

img of あなたのBacklogを鉄壁に!ゼロトラストで始めるセキュリティ強化入門

皆さんは「ゼロトラスト」というセキュリティ対策をご存知ですか?

従来のセキュリティ対策は、城壁のように外部からの侵入を防ぐことに重点を置いていました。しかし、リモートワークの普及やクラウドサービスの利用など、働く環境が多様化する中で、このやり方だけでは限界がきています。

そこで登場したのが 「ゼロトラスト」 です!ゼロトラストは、 「最初から誰も信用しない」 という考え方がベース。社内ネットワークに接続している人であっても、常にアクセス権限を確認し、不正なアクセスを徹底的に排除します。

今回は、プロジェクト管理ツール「Backlog」を例に、 Nulab Pass を活用したゼロトラストセキュリティ対策をご紹介します。

なぜ Backlog にゼロトラストセキュリティが必要なの?

Backlog には、プロジェクトの進行状況や組織情報など、重要なデータが詰まっています。もしも、このデータが第三者に漏洩してしまったら…?考えただけでも恐ろしいですよね。

ゼロトラストセキュリティを導入することで、以下のようなリスクを大幅に減らすことができます。

  • 不正アクセスによる情報漏えい
  • パスワードの使い回しによるアカウント乗っ取り
  • 退職者による情報持ち出し

Nulab Pass を使えば、Backlog のセキュリティ対策が簡単に!

Nulab Pass は、Backlog を提供する株式会社ヌーラボが提供するセキュリティ強化サービスです。難しい設定は一切不要!Nulab Pass を導入するだけで、簡単にゼロトラストセキュリティを実現できます。

Nulab Pass でできること

  1. ID/パスワード管理の手間を削減!シングルサインオン(SSO)
    • Nulab Pass を導入すると、Backlog へのログインに SAML 認証を利用できるようになります。SAML 認証とは、簡単に言うと、会社が利用しているMicrosoft Entra IDなどのID管理システム(IdP)で Backlog にログインできる仕組みです。ID/パスワードを入力する手間が省けるだけでなく、セキュリティレベルも向上します。ID管理システムとNulab Passの連携
  2. アカウント管理を一元化! SCIM API連携
    • SCIM API を利用すると、会社で利用しているIdPとBacklog のユーザー情報を連携(同期)できます。例えば、社員が入社/退職した際に、IdPで情報を更新するだけで、Backlog のアカウントも自動で追加/削除されます。管理者の負担を軽減できるだけでなく、退職者による情報持ち出しのリスクも抑えられます。
  3. 誰が、いつ、何をした?監査ログで徹底管理!
    • 監査ログ機能を使えば、誰が、いつ、Backlog・Cacoo・Typetalk等のサービスで、どのような操作を行ったのかを記録・確認できます。もしも不正アクセスが発生した場合でも、迅速に原因を特定し、被害を最小限に抑えることが可能です。

Nulab Passで段階的に実現するBacklogセキュリティ戦略

Oktaの「ワークフォースアイデンティティ成熟モデル」を参考に、Nulab Passを活用したBacklogセキュリティ戦略を段階的にご紹介します。

ステージ1:基本 - 集約と簡素化

  • 目標: Backlog へのアクセスを一元化し、セキュリティの基礎固め。
  • Nulab Pass 導入例:
    • Nulab PassとIdPを連携し、SSOを有効化。
    • SMSやメールによるOTPなど、基本的な多要素認証(MFA)を有効化。
  • Backlog 活用例:
    • プロジェクトごとに適切なアクセス権限を設定。
    • 機密性の高いプロジェクトへのアクセス制限。

ステージ2:拡張 - セキュリティコントロールの階層化

  • 目標: より強固なセキュリティ対策を講じ、IT管理の効率化も実現。
  • Nulab Pass 導入例:
    • Backlog 上での操作ログを定期的に監視。
  • Backlog 活用例:
    • Backlog を利用する外部ユーザーに対しても MFA を必須化。

ステージ3:先進的 - エクスペリエンスの自動化と向上

  • 目標: セキュリティ対策を自動化し、よりシームレスで安全な Backlog 環境へ。
  • Nulab Pass 導入例:
    • SCIM API を活用し、IdPとヌーラボのユーザー情報を自動連携。
  • Backlog 活用例:
    • 従業員向けに Backlog を安全に利用するためのトレーニングを定期的に実施。

ステージ4:戦略的 - アイデンティティの最適化と拡張

  • 目標: 最先端のセキュリティ対策を導入し、常に進化する脅威に備える体制を構築。
  • Nulab Pass 導入例:
    • パスキー(Passkey)など、よりセキュリティレベルの高いパスワードレス認証を導入。
  • Backlog 活用例:
    • 必要最低限の権限を、必要な期間だけ付与する「最小権限の原則」を徹底。
    • 最新の脅威情報やセキュリティ動向を踏まえ、Backlog のセキュリティ対策を継続的に見直し、改善。

まとめ|ゼロトラストで安心・安全な Backlog 運用を!

今回は、Nulab Pass を活用した Backlog のゼロトラストセキュリティ対策をご紹介しました。セキュリティ対策は、もはや企業にとって必須の取り組みです。 Nulab Pass を導入して、安心・安全な Backlog 運用を実現しましょう!

61%の企業が導入済み!?もはや他人事じゃない!進化するサイバー攻撃から会社を守る「ゼロトラストセキュリティ」完全ガイド では、最新のレポートについても紹介しているので、こちらもチェックしてください。


Webサービスや社内のセキュリティにお困りですか? 弊社のサービス は、開発チームが抱える課題を解決し、生産性と幸福度を向上させるための様々なソリューションを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください!

参考資料: